埼玉県川口市・かねこ内科リウマチ科クリニックのリウマチ科

リウマチ科

リウマチ科

埼玉県川口市のかねこ内科リウマチ科クリニックは、リウマチ専門医が関節リウマチ、膠原病などリウマチ性疾患の診療を行います。専門医だからこそできる早期発見で、明るい未来へと導きます!

関節リウマチとは?

左右対称性にさまざまな関節に痛みが出てくる・・・
皆様はそんなイメージではないでしょうか。
確かに間違いではありません。しかし、そもそも最初から数か所の関節が必ず痛くなるのでしょうか。
また、痛くなければリウマチではないのでしょうか。
正直まったく区別はつかないと思います。
まず疑問に思ったら、受診をお勧めします。

今やリウマチ因子といわれる、昔からの発見だけではなく、様々な方法で早期発見が可能です。かかりつけでリウマチではないと言われた方でも結構です。
変形してからでは遅いのです。
必ずその痛みの原因について追及いたします。
あきらめは何も生みません。

リウマチの症状

リウマチは最初の3ヵ月が重要です

関節リウマチであった場合、関節のみならず、内臓も侵される可能性を秘めています。
特に、肺、腎臓、胃、心臓・脳などの血管系などを侵します。
知らないうちに内臓が侵されていたリウマチ患者さんも珍しくありません。
そのために今は、window of opportunityという考え方が生まれたのです。
間口が広いうちに(さまざまな手がうてるうちに、またその効果が最大限でるうちに)明るい未来へ(治癒と言う素晴らしい世界へ)という意味です。
リウマチは最初の3か月が重要といわれる時代です。
患者さんによっては1、2回診察を受けて過ぎてしまう期間です。
ここで未来が変わります。だからこそ早期発見、早期治療なのです。

生物学的製剤とは?

生物学的製剤は、既存の内服や注射とは全く異とした治療です。
本来生物に備わっている痛みや免疫、抗腫瘍作用などが時に非常に狂ってしまうことがあります。まさにリウマチはそのような病気です。
すると本来風邪をひいて節々が痛くなったりすることが日常で起きるようになり、ひいては関節を壊し始めます。
その意味で免疫力に低下と言う考えはおかしなものです。
免疫の異常と低下では違うのです。
そこでこの生物学的製剤は、この狂って増えてしまった物質を生産させなくしたり、働けなくしてしまう方法です。
本来これらの製剤物質は体の中にあるものなのです。
それをバイオの力で増幅させ、点滴、もしくは注射で投与を行います。

現在日本では7種類の製剤の使用が可能となっています。各々優れた作用、相違点があります。
A剤が効かなかった人がB剤、またその逆もあるのです。
言わば、その使い方で効果が変わってきてしまいます。
その有効性、問題点、投与時期、方法、費用などについて責任をもってご対応させて頂きます。迷われたらまず相談してください。

女性

主な関節リウマチ治療薬

ヒュミラ
ヒュミラは、世界初のヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体です。
関節リウマチをはじめ、自己免疫疾患の炎症反応に関わるTNFαを中和することで作用を発揮します。
また、2週間に1回の皮下注射により、関節リウマチの症状改善のみならず、関節破壊の進行を抑制する効果も期待できます。

レミケード
レミケードは「抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤」と呼ばれており、海外では欧米を中心にすでに80ヵ国以上で、100万人以上の関節リウマチやクローン病の患者さんに使用されている薬剤です。
日本においては、3万人以上の患者さんに投与されています。

エンブレル
エンブレルは、従来の治療方法では十分に効果が得られない関節リウマチ患者さんの新たな治療薬として承認された生物学的製剤です。
エンブレルは関節リウマチにおける炎症発生のプロセスにおいて重要な役割を果たしているTNF-αに結合することで、TNF-αを生物学的に不活化させるとともに、関節リウマチの病態に 関与するもう1つのサイトカインであるLT-αにも結合することが確認されています。
その結果、エンブレルは関節リウマチに見られる炎症作用を著しく抑制します。

アクテムラ
アクテムラは「抗ヒトインターロイキン6レセプターモノクロナール抗体製剤」です。
アクテムラは関節リウマチの様々な原因となると考えられている物質の1つである、インターロイキン6の作用を抑えることにより、関節リウマチの症状を改善する治療薬です。

オレンシア
オレンシアは、日本では2010年7月23日に製造承認を取得した新しい治療薬です。
抗原提示細胞とT細胞間の共刺激シグナルを阻害し、関節リウマチの発症に関与するT細胞の活性化を抑制します。
これまでの生物学的製剤よりも上流で作用するため、既存薬では十分な効果が得られなかった症例にも有効なのではないかと期待されています。
海外では、2005年12月米国で承認されて以降、2010年7月現在、世界50カ国以上で承認されています。

シンポニー
2011年9月に発売がはじまった最新の生物学的製剤です。ヒュミラやレミケードと同様、TNFの働きを抑える抗体製剤です。4週に1回の皮下投与で済みます。投与方法がもっとも簡便であることが特徴に上げられます。

シムジア
「シムジア」は2013年にあらたに発売がはじまった生物学的製剤です。
ヒュミラやレミケード、シンポニーと同様にTNFの働きを抑える抗ヒトTNFα抗体です。

JAK阻害薬

関節リウマチ領域における世界初のヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬です。
生物学的製剤と同等の効果が期待できる内服薬です。

バイオシミラー

当院では、リウマチ治療薬として「バイオシミラ―」を取り扱っております。 バイオ医薬品でも、ジェネリック医薬品のような位置付けの薬剤があり、バイオ後続品を「バイオシミラ―」と呼びます。

先行バイオ医薬品 (新薬) を開発した会社の特許期間が満了した後に、他の会社が先行バイオ医薬品と同等・同質の品質、安全性、有効性をもつ医薬品として製造・販売します。バイオシミラーは、先行バイオ医薬品より薬の価格が安く、薬剤費の負担 が軽減される可能性があります。

今ではリウマチ治療に、さまざまな選択肢があります。当院はリウマチ専門医からバイオシミラ―のメリット、デメリットをご説明の上で 施行させて頂きますので、お気軽にご相談ください。

その他の関節リウマチ治療薬

薬物療法以外の関節リウマチ治療が行われることがあります。

血漿交換
患者さんの血液から血漿を取り、健康な人の血漿あるいは血漿の代用液を体内に戻す方法。

免疫吸着療法
血液をいったん外に循環させ、ろ過または吸着剤などを用いて異常な免疫物質を除き、きれいになった血液を元に戻す方法。

白血球除去療法
免疫吸着療法と同様の方法で白血球の一部を血液中から取り除く方法。

お気軽にリウマチ専門医へご相談ください

埼玉県川口市の当院では、リウマチ専門医として生物学的製剤の治療も開院以来250人以上の患者さんに投与してきました。
しかし、開業医としてリウマチや膠原病といった全身性疾患を診療するにあたり、一般内科でいろんな患者さんを診ることはとても重要に思っています。

世の中には病気が見つからなくて困っている人がたくさんいます。

  • なぜか熱が下がらない
  • 節々の痛みが取れない
  • だるくて仕方がない

このような人の病気を見つけるのが、当院の役目だと思っています。
「検査・診断で早期発見でき、治療の方針を立て、必要に応じて医療機関を紹介する。」
いわば指揮者のような存在が、プライマリケアを担うかかりつけ医の役目だと思っています。
痛みや違和感を我慢している方、なんとなく不安な方も、どうぞ迷わずリウマチ専門医を受診してください。

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